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ohne sein Empfindung -想い- 第2話

Posted by チカ on 17.2007 *Roman(小説)* -煉樺-   4 comments
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前回の話はこちらから→
最初から読みたい方はこちらからお願いいたします→
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第2話
-挙動-

 冷たく長い石垣。初めて歩く場所でもないが、慣れているわけでもなかった。
少女は歩きにくそうに、細く白い足につけられている足枷を引きずりながら音を立てて両足を動かしていた。
歪な形の重い鉄。まるで今の自分の心を表しているかにも思った。
こんな力のない自分が逃げられるとでも思っているのか、どの道ここから逃げることなんて出来やしないのに。
少女に付き添っていた女も話しかける様子もなく、ただひたすら黙々と歩いている。
少女のほうもあえて話すことは何もなかった。
目的地に近づくにつれ、異臭が酷くなる。何かを手に掛けた後だったのか、その臭いは廊下に充満している。自分を呼んだ人物の部屋へは近づきたくないのが本音だった。こんな場所を好むのは一人しかいない。自分だけではなく他の使い魔達もこの廊下を通るのは避けていた。
 そしてもちろん通常な人間ならば更に、耐えれない場所だろう。

 奥に続く道の行き止まりに、少女を呼んだ者の部屋はあった。
二人は扉の前でとまると、女は恐る恐る扉をあけた。
その手はいささか震えている。
「随分と遅かったな」
 女は一瞬身身を震わせた。
凍て付くような雰囲気を漂わすその男は、深い椅子に座っており興味もなさそうに言った。
「あの……、私は言われたとおり……」
 男はようやく女に視線を合わせた。
「俺はお前に会話など求めていない」
「申し訳ありません!!バルベリト様!!」
 男の雰囲気に圧倒され、女は一歩後ずさった。この人の機嫌を損ねると何をされるかわからない。
「ぎゃあーーーーーーー!!」
 女が叫んだ。
 一瞬の出来事だった。
 周囲には鮮やかな血が散らばっている。
 ベガヴァーチェは瞬きをすることなく、その光景を見ていた。
「やはりな。お前は何も感じないか」
「……」
 バルベリトは少女の髪を掴んだ。少女は目を逸らすことなく一点を見つめている。
これで、ここでこの男に殺された者は一体何人になるのだろうか。
数えたらきりがない。本人もそんなものに興味はないのだろう。
男は少女の髪を掴んだまま、一人話し始めた。
「お前をこの城に置いて何ヶ月経った?あの時はまだ、お前は泣き叫んでいたな」
「……」
 少女は喋らない。そもそも会話をしたいと思う相手でもなかった。
「どうした?あの時のことを忘れたか」
 忘れる?そう、忘れた。思い出そうとも思わない。
この男に捕まった時のことなど思い出しても意味がない。
少女は目をつぶった……。


゚+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆お疲れ様です!!遂に2話目早く続きが!
きましたねwww少女はどうなっちゃうんでしょうか・・・・どうして捕まったんだろう・・・
知りたいところですねー(マジで)(;´Д`A ```
2007.09.18 06:26 | URL | 咲蒼 #79D/WHSg [edit]
おお、前回を見落としていたので、今回続けて拝見させていただきました。
こういうシリアスなお話、私はとても好きなんです。
悪魔の世界に生まれた者の宿命・・・その情景が胸にずしっときていい作品です^^。
2007.09.18 08:49 | URL | はるなつ #79D/WHSg [edit]
壮絶な世界観が伝わってきました。チカさん、すごいなぁー!!o┤*´Д`*├o
少女の身が心配・・><
2007.09.18 11:56 | URL | キュキュ #79D/WHSg [edit]
咲蒼サン。
ホント2話目に至るまでどれだけの時間を費やしてるんでしょうね~><
なぜに少女が捕まったのか、それは次回にやっと判明しますっ
はるなつサン。
おお!! 1話目を読んでいただいたのですねっ。
ありがとデス~。ワタシの書くファンタジー物ってホントシリアスになってしまうんですよ><
ダークに染まってます。でも好きだと言ってもらえて嬉しいデス~v
キュキュサン。
世界観が伝わってよかったです (´▽`) ホッ
ホント文章がなかなか思うように浮かばなくて、進まなくて困っていたのでそういってもらえると嬉しいデス~。ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
この少女、一体どうなってしまうんでしょう??
2007.09.19 00:31 | URL | チカ #79D/WHSg [edit]


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