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ohne sein Empfindung -想い- 第11話

Posted by チカ on 01.2010 *Roman(小説)* -煉樺-   4 comments

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前回の話はこちらから→

最初から読みたい方はこちらからお願いいたします→


第10話より咲蒼サンのブログ”アカツキのツバサ”とリンクされております。
リンク先はこちら↓
+++SAKU*SO+++fc2アカツキのツバサ
合わせてお読みください。それぞれの世界観、視点となっておりますのでご了承ください。

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第11話
-少年-


「 どうやら封印が解けてしまったみたいだね 」
一瞬の光と共に銀髪の美しい姿が現れた。
「 リーノ・マハータ様!!!やっと来てくれた~~>< 」
リーノ・マハータと呼ばれた人物は天使とも悪魔とも違う雰囲気を持っていた。
神々しい光を持っており、彼が来て周りは優しい雰囲気に包まれたようだった。この暗闇の中ではその神々しさはより一層引き立っていた。
そしてこの場所の住人であり違和感なくそこに立っている。
「 ごめん!ちょっと、話が長引いちゃってね~。久しぶりだね 」
半透明の少年にリーノは言った。
「・・・・・」
半透明の少年は意識を失った小さなベガヴァーチェを大事そうに抱きかかえて立ち上がった。
少年の身体は半透明なので少女は浮いているようにも見える。なんとも不思議な光景だ。
「 と言ってもその姿で会うのは遠い未来だけどね・・・・どうやら異世界からここでの君の身体を媒体にアニマ(霊魂)を飛ばしてきているようだね、ここでの君は封印が解けてはいるが、まだ覚醒はしていない。だから君がここへこれたみたいだ 」
「 お願いです!リーノ様!どうかこの少女を救ってやって下さい。貴方ならそれが出来るはずです! 」
少年は長く語っている暇が無いかのように率直に用件だけ伝えた。
「 そうか、、、この少女は・・・!君の・・・ 」
リーノは瞬時に少女の状況を察した。
「 そうです。貴方の思われているとおりです。今の僕にはここにいられる時間はあと僅か。
あの身体が完全に目覚めたらここにはいられません。どうかよろしくお願いします。彼女を救って下さい 」
台座に横たわっている少年を指し悲しげにリーノに訴えた。
リーノと半透明の少年の間では暗黙の了解という感じであった。
「 わかったよ。ツバサ 」
リーノは軽くうなづくと、少年は安心したように微笑み暗い闇へ消えていった。
支えが無くなった小さな少女はフワッと浮かせ、地面へ倒れ込む。
獣人は慌ててそれを受け取るように抱きかかえた。
「 完全に封印がとけてしまったようだ 」
それは”ツバサ”と呼ばれた少年が消えた事が物語っていた。
リーノはそう言いながら、左手を漆黒の闇空に掲げた。
掲げた手元からバチバチと弾けるような強い白い光が発生し、その中から一冊の小さな本を取り出した。まるで別の空間から取り出したようにも見えた。
取り出した本を開けると、なにも書いてなく全てのページは真っ白だった。
そしてもう一方の手の指に集中させ術のようなモノを唱え始めた。指先からは青いオーラのような光がゆらゆらと揺らめきはじめた。

リーノは少年が横たわる台座に近づいていった。
少年は自分の置かれている状況がまったく解らず、封印は解けてはいるが朦朧(もうろう)としていた。
だが自分に近づいて来た人物リーノの姿に気がついた。
「 貴方は・・・・リーノ様?! 」
少年は言葉を発すると同時に、リーノの青いオーラをまとった手が少年の腹部を貫いた。
「 うあああああああああああああああ!!!! 」
腹部からは青白い電撃の様な光が立ちこめていた。少年は断末魔の叫びの様に苦しみの声が大きく反響した。
しばらく経つと、リーノが掲げていた空白の本にところどころに文字の様なものが浮かび上がってきた。それは恐らく”秘密の書”の内容一部である。
しかし、ある程度までいくとそれ以上は浮かび上がらなくなってきた。
「 う!だめだ!完全には念写出来ない!少年が死んでしまう 」
リーノは手を緩めた。
「 少年の母からの体内からの念通力がこれほどのものとは!血の封印というべきか?母の愛なのか?まったく素晴らしいものだ!まっ仕方ない、これを完全念写してしまえば、少年の魂も抜かれてしまう可能性もある 」
そして先程まで空白だった本を確認するかの様にパラパラとめくり、次の作業をし始めた。
今度は本の文字を指でたどり、文字を浮かび上がらせた。
本に念写したところどころの文字は漆黒の天上に円を描くように宙を舞っていた。
「 ルジャム!少女をしっかり抱きかかえるんだ! 」
「わかりました!リーノ様!」
リーノは宙に浮かんだ文字を指先で操り、唱えながら少女の方へ飛ばした。
「 さあ少女よ!君の目覚めの時がきた!君の能力の源となり意識を覚醒させるのだ! 」
竜巻の様な風と光を放ち文字は瞬く間に少女の胸の中へ入り込んだ。
文字が全て入り込むと、少女から「ドクンッ」と鼓動がし、眩しい程の光が一瞬光り放った。
それは、彼女の中の暗い闇を打ち消すような光だった。

「 わたし!今まで何をしていたのかしら? 」
ベガヴァーチェは意識を取り戻した。先程までの無表情な顔つきとはうって変わって、目にも活気が出ていた。
「 まるで暗い闇をずっと彷徨っていたみたいだったわ 」
ルジャムに抱きかかえられたベガヴァーチェは起き上がりまわりを見渡した。今まで感じていたあの苦痛も消えている。
「 ぅ・・・ 」
少年の方もどうやら目覚めたようだ。
「 ・・・・何だろう、すごくすっきりした気分だ 」
少年は不思議な感覚に戸惑っていたが、すぐに身体お起こし少女と同じ様にまわりを見回した。
二人の少年少女の目覚めによって、洞窟の様に暗く暗黒の闇の世界が一変し、明るくどこかの部屋の中みたいな空間が現れた。
「 二人とも目覚めたみたいだね 」
リーノは優しい表情で2人を見つめた。
「 あああ!よかったですぅ~一時はどうなるかハラハラしてました 」
ルジャムは嬉しさと安堵で涙があふれ顔がぐしゃぐしゃになっていた。

*


楽園に降りる黒い翼。空には風に舞った黒い羽。その姿は悪魔の風貌をしていた。二人の前に現れたのは青い髪青い目を持つ青年だった。聡明な顔つきをしており、彼が視線を送った先は今まで少女が倒れていた場所だった。
「 ヒューム、これは?俺はベガをここに案内しろとは言ったんだが?? 」
「 フュアウェイ、いや炬魏が何故ここに?!ヒューム、どういうことだ?! 」
バルベリトはヒュームに向かって叫んだ。ガトリーミルデンに現れた青年は王の息子。そして消え去ったベガヴァーチェの兄だった。
青年の思わぬ出現に愕きを隠せない。
「 ベガヴァーチェは消え去りました。どこに行ったのかは僕には・・・ 」
っ!!ぐはっ!
炬魏はヒュームの鳩尾(みぞおち)を蹴飛ばした。ヒュームは勢いよく飛ばされた。
「 単なるなり上がりが俺の命令を聞けなかったというのか?消えたとはどういうことだ??それにこの塵は。復讐心でも沸いたということか??では俺も殺してみるかー? 」
「 っ?! 」
炬魏は同じ場所を何度も蹴り倒す。ヒュームの身体に激痛が走った。力は加減しているものの魔王の息子の力は伊達ではなかった。
「 どういうことだ?!炬魏っ!! 」
バルベリトは痺れを切らし炬魏に問う。
「 自分で考えようとはしないのか?バルベリトがここにいる理由、そして俺がここにいる理由、それからそれを煽動したヒューム 」
「 まさか・・・ 」
「 ベガの出生の秘密を知ったんじゃないのか?だからここにいる。ヒュームは俺がバルベリトのところに送り込んだ。ベガの力の覚醒は王も望んでおられたから 」
「 っ?!あの書物はお前がっ!!」
「 書記官として携わってるお前があの本を見つけるのは容易なこと。だから王に頼まれて禁呪をかけておいた。が、バルベリトには効かなかったようだな。さすが大悪魔、王の右腕 」
炬魏は笑みを浮かべた。バルベリトは顔を顰(しか)めた。そんな彼を一瞥し左腕を掴みとった。そして言葉を発した。その言葉は二人には理解できない。すると赤い炎が立ち上った。悲鳴を上げるバルベリト。腕には蟲と蛇が交差する印が付けられていた。
「 ベルゼブルが・・・、知っていた?!では貴様は俺を捉えにっ 」
「 当然だろう。王にベガを託されたといっても道具として扱っていいわけじゃない。お前の思惑など、王はお見通しだよ 」
炬魏は笑顔を絶やさない。苦しんだ顔この愚かな王の側近に情けをかける心などこの青年にはない。
「 っ!知った上で俺を泳がせていたというわけか?! 」
悶えながらバルベリトは声を張り上げた。自分より力がないこの青年に何がわかるというのだ。青年に鋭い眼光を放っていた。
「 ベガの力を解放して気が済んだんじゃないのか?あいつはここにはいない。力の解放で魂がどこかへ消えている。ヒューム、必ずベガを連れて帰れ。お前なら追えるんじゃないのか?ガトリーミルデンの生き残りのお前ならな 」
「 ・・・ 」
ヒュームは鋭い眼光を受け一瞬怯んだ。爽やかな笑顔もいつの間にか消えていた。


何かこう、違うところで私の話が出てくるのってくすぐったいなぁって思うwwっw
普通に名前出てきてwwww何か照れるよ~www
ベガちゃん死んでしまったけれど、ここでリーノにーーー!!!ああーよかったw神様仏様リーノ様だねー^^(*´ェ`*)ワーイwリーノいてよかったw(今つくづく思った)
炬魏兄キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! かっこいい!!こう話に出てくると萌えだねっw書もキタ━(゚∀゚)━!!!!
何だか、オイシイ?展開になって次が楽しみでなりませんw
締め切りがないと書けないそれは私も同じ事il||li _| ̄|○ il||lこの調子で頑張りましょうw
2010.03.01 19:06 | URL | 咲蒼 #79D/WHSg [edit]
咲蒼サン。
あははv ワタシとしては咲蒼サンのところへ繋がって嬉しいデスよ?
やっぱりここは重要なところでもあるのデスーっ!!
でもホントリーノサマに助けてもらってよかったデスよっ。願い事は神サマにお願いするべきっ! もう、リーノサマに感謝デスよ。じゃなかったら再びツバサクンと出会うことはなかったんデスもんねー(´д`;) ありがとう、リーノサマっ!!咲蒼サンっ!!
そして炬魏もようやくここにきて現れましたねー。名前がvv カッコイイデスか?ありがとデス~ヽ( ´¬`)ノ  シスコン兄も妹がいなければ普通なのになぁ(笑)
美味しい役をもっていくのは実は炬魏かもしれませんvv
締切がなくともスラスラと書けるといいデスよねー。もっと小説とか読み漁らなきゃいけないんだろうなぁと思いつつ、比喩表現を勉強しなきゃデスよ><
あぃ。頑張りまふ!
2010.03.02 10:43 | URL | チカ #79D/WHSg [edit]
10話すっとばして11話読んでしまった(ノ∀`)
すごい話進んでて、イイトコでお預けくらった気分でした~。
炬魏さん格好いい(*´v`*)
わたしも蹴り飛ばされて罵られたいっ。
2010.03.03 20:52 | URL | 冰胡桃 #79D/WHSg [edit]
胡桃サン。
ありがとデスーヽ( ´¬`)ノ  炬魏何気に目立ってる?!
炬魏に蹴り飛ばされたいとは!!きっと喜ぶことはしないと思いますよー。
喜びそうなヒトにはどこかに縛り上げて放置プレイ。沈黙してると思います。
やっぱり炬魏も悪魔なのでーvv
そして同じ記事をUPしていたことに気付いたワタクシ。
ナニやってんだかーorz
2010.03.05 10:56 | URL | チカ #79D/WHSg [edit]


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