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Ohne sein Empfindung-想い-  第二部「命令」

Posted by チカ on 22.2011 *Roman(小説)* -煉樺-   2 comments
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やっと始まります第二部。未完のまま終わらないように頑張りたいと思います(苦笑
第一部は目次よりお願いします→
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第二部

第1話
-命令-


 あれから幾日経っただろう。王である父との再開を果たした後、少女は部屋から一歩も出ることはなかった。
すぐにでも王からの用を言いつけられるかと思っていたが、そうではなかったようだ。
煉樺はため息交じりに天井を見上げた。そこは以前いた牢屋のような部屋ではなく、天井には明るい装飾が飾られていた。
王の見立てなのか、兄の見立てなのかはわからなかったが居心地は悪くない。
手にしている本を見降ろし少女はもう一度深いため息をついた。退屈しのぎに持ってきてもらった数十冊の本もすでに読み終わっている。創世記の物や、悪魔や天使の物語。そして人間界の本やさまざまだった。本を読むことは好きだったが、この閉じ込められた状態は以前のバルベリトに囚われていた時と変わらないような気がしていた。
そして本に添えた手に視線を向けた。それはまだ幼い手だった。
牢屋とも言える場所にいた時は時間の感覚などなかった。気にしても仕方のない事であったが、往く時時間が過ぎ去っていたのだろう……。ふと疑問に思う。眠っていたわけでもないはずなのに。
すると心の奥で何かが引っかかった。だがそれはすぐにかき消された。

「新しい本でも持ってきてもらった方がいいかも」
積み重なった本を見つめ、そうつぶやいた。
 すると扉の向こうで、人の気配を感じた。一見穏やかそうな気配を漂わせているが、周りの空気は少々物々しい。煉樺は構えた。
「久しぶり、煉樺。ここでの生活にはもう慣れたか?」
 扉を開けるとそこには兄の炬魏が立っていた。煉樺はほっと胸を撫で下ろした。
「なんだ、炬魏か。なんだかわたし、ここでも閉じ込められててつまんない」
「そうだろうな。でも仕方ないさ。まだ狙われてるかもしれないんだから」
「狙われてるって……、バルベリトは捕まえたんでしょ?だったら…」
「煉樺は可愛いから狙われやすいんだ」
 炬魏はそういうとにっこり笑い、煉樺の頭を撫でた。
「なっ!?わたしは別に可愛くないもんっ!」
 煉樺は顔を真っ赤にして頬を膨らました。そんな少女を炬魏は可愛いと連呼しながら頭を撫でた。
するとその手を少女は振り払った。炬魏は動きを止め、少女の顔をじっと見つめた。
「そんな可愛い妹に王からの呼び出しがあった」
「呼び出し?わたしにお仕事??」
「だろうな。よかったな、煉樺。ここから出られるぞ?早く行って来い。王を待たせるなよ?」
「うん……」
 煉樺は緊張した。再び会うことになる父にいまだに慣れない。
自分の父がこの世界の王だからなのか苦手意識を持っていた。しかし父を待たせるわけにはいかず、急いで謁見室へ行こうと走り出そうとした。そして炬魏に呼びとめられる。
「なあに?」
「あいつもいるだろうけど、気にしなくていいからな」
「あいつ??」
 あいつとは誰の事なのだろう。聞こうと思ったが、答えてくれない気がした。
それより急いで王の元へいかなければならない。煉樺は冷たい石畳の上を走りだした。

 長い石畳を抜けると突き当りに大きな扉があった。以前ここに住んでいたおかげか迷うことはなかったが、どこかの神殿のように広い城だった。神殿……??なぜそう思ったのだろう。
不思議に思いつつも王のいる謁見室の扉を開いた。
ギイイィという扉の音が周りを反響させた。
部屋の中には重重しい空気が流れていた。その空気を発している人物は少女の姿を目にすると一瞥した。
煉樺はぞくりと背中に筋を感じた。自分と同じ瞳をもつ人物だが、まるで存在感が違う。男は興味なさそうに顎をしゃくる。
 自分から呼んだくせに。
 そう煉樺は心の中でつぶやいた。男は少女から目をそらし、ようやく口を開く。
「バルベリトが逃げた。追って処刑せよ」
 一瞬身体が凍りついた。少女は黙りこくったまま肩を震わせた。
「何故戸惑う?お前の命を狙った者だ。もともとあいつはお前を狙っていた。自分の事は自分でケリをつける。当然のことだろう」
 男は少女を見ない。いまいち感情が読めず俯いていた。
「わたしは何も知らなかった……」
「知ろうとしなかったの間違いだ。お前は今もそれを続けるのか?」
「っ!だからってっ!!」
「聞こえなかったか?バルベリトを処刑せよ。俺はお前に命令した。以上だ、下がっていい」
「………」

 知ろうとしなかった…
 その言葉が深く胸に刺さる。それは楽園のもう一人の生き残りのヒュームの言葉だった。あの青年はあの場所で一人で過しているのだろうか…?そして王の側近であったバルベリト。魔王の娘である自分を狙っていた。
自分を殺そうとした者だ。ひょっとしたらまだ自分を狙ってるのかもしれない。
 だけど……。
「……お前はここで生き残れるのか?」
 口を開いたのは今まで自分を突き刺さるような瞳でずっと見ていた赤い髪の男だった。炬魏と顔が似ていたが、始めて見る顔に煉樺は戸惑った。口を開こうとしたが、男はそれを無視するかのようにさっさと謁見室を出て行った。
安住の地を求めて何が悪いんだろう……。でも守られるためにここにいるんじゃないのは確かだ。
”狩り”ふとそんな言葉が頭に浮かんだ。自分の事は自分で始末する。それは当然のことだと自分でも思う。
しかし……、果たして自分に出来るだろうか?冷たい風が流れる廊下で少女は佇んでいた。



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St. Valentine's Day

Posted by チカ on 10.2011 *Galerie(イラスト)*   4 comments

まだ早いデスね~。
でもさっさとうpします。

女神ユノの祝日となっている日ではゴザイマスが、ウァレンティヌスが殺された日というのは有名な話デスよね。
ローマ皇帝によって婚姻を禁止されていたんデスが、その規則を破り秘密で兵士に結婚をさせた良いお方v
それがバレちゃって捕えられ、見せしめのためにユノの祝日が処刑の日とされ祭の生贄にされちゃったんデス><

現在のバレンタインデーが男女の愛の誓いの日となり、キリスト教っぽくなっておりますが起源は上記の説が一般的デスよね。西欧文化の影響を受けちゃって一神教なキリストになっちゃってますけど。
イロイロ調べて行ったらキリがないんデスがv

とにかくっ!!
煉樺より愛を込めて~。

…この娘も描き飽きてる今日この頃デス( ´∀`)ヵヵヵ

ワタシはチョコが欲しいデスー。
ギブミーチョコレート~❤


バレンタイン




  

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