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ohne sein Empfindung -想い- 第3話

Posted by チカ on 23.2007 *Roman(小説)* -煉樺-   6 comments
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第3話
-餓鬼-

 そこは何もない場所だった。
あてもなく、ただ風が少女の周りを流れている。生温かい空気に触れる肌は少々湿気を持っていた。
少女は辺りを見回した。熱いとも寒いとも感じない場所。
それでも少女にとってはそこが住みやすい場所だったのかもしれない。



 そこには天井を突き破るほど高く聳(そび)え立つ一本の太い木があった。
木には大きな穴のようなものが空いている。それは喰木と呼ばれる植物だった。
そこにつめられた多くの悪魔達がいた。喰木が放つ異臭に耐えながらも悪魔達は徐々に姿を蝕ばまれていた。
それはまるで、墓場のようだった。
そんな様子を見つめている二人の姿があった。一人は銀髪に近い黒い髪、寒厳な赤い瞳をしていた。
下等悪魔なら着るはずのない白い布を身に纏う姿はまさしく高位の悪魔の印だった。
男の傍らには菫色の髪に大きな瞳をした少女が立っている。
「我が王よ、なぜ我らをここに閉じ込める!?」
「……」
 王と呼ばれた男は身を翻し、その場を去っていく。
悪魔達はそれぞれに声をあげ、その姿を見ていた。
少女は男を追いかけることなくその場にとどまり、今なお蝕まれつつある光景を眺めていた。
「ベガヴァーチェ様、どうか私達をここから出してください。貴女ならそれが出来るはずです。あのお方に言って、どうか私達をっ!! このままでは私達はこの木の糧となってしまいますっ!!周りの者たちと同じように骨だけに・・・」
 彼らは小さな少女に必死に助けを請うた。
 そんな彼らの叫び声に答えるように言った。
「……あなたたちは罪人。この魔界にもおきてがある。それを破ったのはあなたたち。だから、出すことはできない。それに……、わたしにはその力はない」
「そんなことありませんよ。貴女はあの王の娘でしょう!? お願いします!!」
「……」
 彼らの必死の訴えにベガヴァーチェは戸惑っていた。
彼らは罪人としてこの牢獄に入れられているのには理由があった。
この世界にも掟と言うものが存在する。ここで好き勝手できるというわけではなかった。
その掟とは主人に忠実であること。いや、強いものには常に忠実であることだった。
この世界では力がすべてであり、力あるものによって支配されている。
よって弱いものが強いものに従うのは当然のことだった。
しかしたとえ自分が王に進言したとしても、聞き入れてもらえるはずもない。そのことを少女は知っていた。自分は悪魔としての力も能力もなかったのだから。
「ふん。何が娘だ……。あの娘にはなにも力が備わってないじゃないか。そもそもなんであんな娘をここにおいて置くのかがわからないね。あんな小娘よりも私達の方がよほど役に立つというのに。ここにいてなんの得になる」
「そんなもの今更どうこう言ったって始まらないさ。俺たちはここに捕らわれている。助かる方法などない。あの王に逆らったのが運のつきだったというわけだ」
 奥に捕らわれている女悪魔が身を捩りながら喋り出した。喰木に蝕まれつつあるその姿は水分は足りない状態で、ところどころに皺がよっていた。骨の形さえ分かるほどだったのである。
そんな状態だったが、意識だけがはっきりしているせいか喋ることだけは出来た。生きながら徐々に腐敗していく。
その姿をみていた少女はまた心を痛めていた。

 王の娘……。その肩書きが少女には重荷だったのかもしれない。
 小さな少女がこの世界で生きていくには自分が悪魔としての力を持つこと。それしかなかった。



 このままではいけない。あの者たちは自分に助けを求めている。何もあんな酷い仕打ちをしなくても。
捕らわれている者達は生きながらに喰木の餌となり徐々に死に近づいている。彼らをそんな状態を開放しようと少女は決意した。
だがやはり娘の言うことなど聞き入れてはもらえなかった。
そんな少女の様子を漆黒の大きな翼をもった鳥は見ていた。口を薄くあけ、笑みを浮かべている。

「あの者達が気になるか?」
 男が少女に声をかけてきた。威圧感を感じさせるその姿は血の臭いをさせている。ここに来るまでに何人かの者を殺してきたのだろう。少女は身体を強張らせた。
「この俺があの者達を助けてやろう」
「ほんとに?バルベリト。でも……、見つかったら捕まっちゃうんじゃ……」
「俺が進言してやるから大丈夫だ。ベガヴァーチェは安心しろ」
「ほんと!? あの人たち、助かるの?」
「その代わり、ベガヴァーチェにも着いて来てもらおう」
「?? それはいいけど」
 王に忠実だと思われる側近の一人。だが、少女はこの男に対して怯えていた。
何故かはわからないが、身体が硬直しているように感じる。
それでも少女は自分に声をかけてくる人がいることを嬉しく思っていた。王の娘だからか、力がないからなのか自分に声をかけてくれるのは兄の一人だけだった。だが今は目の前の男が話しかけてくれる。しかもその男は自分の望みを叶えてくれるというんだから。
少女は歩幅の違う男の後を懸命について行った

 連れて行かれた先は例の罪人がいる場所だった。相変わらず凍るような風が吹き通っており、時折耳に劈く音さえも聞こえる。こんな所で育つのはこの木のみだろう。他の悪魔の生気を吸い尽くすまで育ち続ける。いや、吸い尽くしてもなお育ち続けるのだから。前来たときより成長した木を眺めながら、少女はこの人たちをどうするのか尋ねた。
「知りたいか?」
 こくりと少女は頷く。バルベリトはいきなり少女を突き飛ばし、喰木に叩き付けた。
!?叩きつけられた衝撃で言葉を失い、一瞬意識も遠のく。

 男は少女を見つめ何かを喋り出した。お前ごとき出来損ないが俺の役に立つ。感謝しろ。
感謝……?男は右腕を掲げた。右手の二本の指は喰木を差している。そして指の先に光が集まり、光は弾けた。弾けた光は炎にかわり、喰木が燃えはじめる。
喰木に捕らわれていた悪魔達は悲鳴をあげながら勢いよく燃えていった。辺りは炎で囲まれていた。
少女は恐怖を感じた。このまま自分も燃え尽きてしまうのではないだろうか。いや、それよりもなぜこの男は罪人と自分を殺すのだろうか。そもそもこの男は血と殺戮を好む男として有名だった。
弱い自分は殺されて当然なのだろうか……。
この者たちが死んでいくのは自分のせいなのか……。

 少女はそのまま意識を失った……。


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正義の味方

Posted by チカ on 07.2007 *Person(人物紹介)*   8 comments


白隠 モニカ(自称僧侶兼エクソシスト)

特技・・・ 悪鬼退治(趣味のような・・・)
苦手なもの・・・ ミサの時間(じっとしているのが嫌らしい)
ミッション系スクールに通う女子高校生。 現在エクソシストとして勉強中。
家は僧侶の血筋とはいえ、モニカにはその能力はあまり備わっていないらしい。
が、本人は気づいていないという。。。
悪鬼を封印する呪文を間違えて、他の悪霊を解呪してしまうという結構ドジっ子でもある。
そして頼まれもしないのに、自らトラブルに関わっていこうとする心優しい女の子(笑)

現在自分のおかげで改心させたと思っているウィズ(吸血鬼)と、
行動を共にしている。(ようするに悪鬼退治するため)



†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†

■名前
「白隠モニカ。よろしくねっ!!」

■フリガナ
「はくいん モニカというの」

■年齢
「15歳!」

■身長
「157㌢!」

■血液型
「A型っ!!えー?!見えない??」

■出身地
「日本人なんだけど、なんか混じってるようなこと聞いたことあるわ」

■種族
「人間よ。シスターなのv」

■職業
「まだ見習いなんだけどね。あーあ、早く学校卒業出来ないかなぁ」

■使用武器1
「お札とか色々使うわ。エクソシストでもあるし…」

■使用武器2


■名前の由来を教えてください。
「白隠和尚から苗字をつけたらしいわ。
禅病を治す治療法を考案し、多くの若い修行僧を救った偉大な方から名前をもらえるなんてっ!!
モニカはありきたりな名前だよねー。ハーフなのか日本人なのかわからない名前をつけたかったらしいけど」


■一人称は何ですか?
「私」

■二人称、相手のことを何と呼びますか?
「さん付けが多いかなー?」

■どんな髪型をしていますか?
「おさげv」

■肌の色は何色ですか?
「日本人だから黄色人種。黄色がかった赤みがかった健康的な肌!」

■髪の色は何色ですか?
「赤毛のアンをイメージしたんだって。でもオレンジよねー」

■目の色は何色ですか?
「グリーン」

■身体的特徴を教えてください。
「特にないよ?」

■過去に大きな病気や怪我はありますか?
「大丈夫っ!!健康体だからっ」

■家族構成は?
「教会の子供たちと一緒にいるかなー。別に両親がいないわけじゃないんだけど…」

■戦い方のスタイルを教えてください。
「呪文とお札を使うの。ありがたいでしょ?」

■戦うのは好きですか?
「好きじゃないけど、それが私の使命なのよっ!!」

■体力、力、防御力、魔法力、素早さ。1番自信があるのは?
「体力なら自信はあるわっ」

■男性の好みのタイプは?
「ウィズさんみたいな優しい人がいいなー」

■女性の好みのタイプは?
「女の子に好みはないけど」

■苦手な男性のタイプは?
「何も喋らない人とか、困る。あ、でもでも私が話すから大丈夫っ!!」

■苦手な女性のタイプは?
「チカフィールみたいな人は更生させなきゃダメよねっ!!」

■好きになったらどういう行動に出ますか?
「いつも一緒にいたいから、付きまとっちゃうかもv」

■何フェチですか?
「なんだろー?」

■好きな食べ物は?
「饅頭大好きっ!」

■苦手な食べ物は?
「えっと…、ここは肉と答えるべきよ…ね?」

■よく飲む飲み物は?
「炭酸ジュースとかv」

■どんな本を読みますか?
「本?!えっとー、その…。読むもの多すぎて…><」

■好きな季節は?
「夏とか!」

■趣味は何ですか?
「歌を謳うこと。作詞作曲とか楽しい^^」

■簡単に自分の履歴を述べてください
「今は学校に通ってる状態だから。でもいずれはプロのエクソシストになってっ人々を救うのよ!!」

■自分の性格を一言でいうと?
「元気!!」

■自分の周りで愛用暦の長いものは?
「ピンクのリボンv」

■自分の周りでないと困るものは?
「お札かな?」

■もっとも自分らしい台詞はどんなものですか?(話の中などで)
「なんだろー?行動とかはあるかもしれないけど」

■あなたのイメージソングは何ですか?
「聖歌」

■最後に一言お願いします。
「ここまで付き合ってくれてありがとうございましたっ!!
これからも+。;よろd(´Å`o)しく;+゜。; 」



  

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